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歴史のレイヤーはプリズムの如く ~モンテヴェルディの生家~

第275回 西村 翔太郎 (2023.8.20)

 イタリアは、しばしば「20の州からなる小さな国の集合体」と称されます。 それは、歴史的に大小様々な都市国家が競い合い、互いに切磋琢磨して個性豊かな文化を育んで ...続きを読む

旅のメモリー

第274回 東 義教 (2023.8.05)

  先日、海の日の3連休で久しぶりに旅行しました。 メンバーは父親、母親、妻、娘2人、叔父、私の7名で行き先は両親のふるさと富山です。 主な目的は両親の兄弟に会 ...続きを読む

夏の風物詩から

第273回 西村 祐司 (2023.7.20)

7月に入ると京都は祇園祭でにぎわいます。 様々な祭事がこの1ヶ月間に行われるのですが、何といっても最大の見所は17日と24日におこなわれる山鉾巡行で、生でみると ...続きを読む

宮城県加美町「音楽のまちづくり」と2 拠点生活

第272回 安冨 成巳 (2023.7.05)

関西弦楽器製作者協会の安冨と申します。 私は現在宮城県の加美町というところにある国立音楽院宮城キャンパスヴァイオリン製作科で講師をしておりますが、 加美町は「音 ...続きを読む

2つの展示会参加報告と新作ヴァイオリン

第271回 高橋 明 (2023.6.20)

コロナ禍以前は毎年秋の弦楽器フェアに合わせて日本に一時帰国していたのですが、 今年は数年ぶりとなる春の一時帰国ができました!    今回は2つの展示会に参加致さ ...続きを読む

オーダーメイドバイオリンが好調

第270回 池渕 考介 (2023.6.05)

コロナ禍も終わり様々なイベントが復活する今日この頃、いかがお過ごしでしょうか? ここ数年貯まりに溜まった自粛への不満からもようやく脱出できてきたかと思います。 ...続きを読む

工房のガラス絵ご紹介

第268回 大島 崇史 (2023.5.5)

Liuteria TAKASHIが枚方市楠葉で店を構えて7年が経ちました。   開業1年目から弦楽器工房を身近に感じていただければと工房の大きなガラス ...続きを読む

酢鷄

第267回 山根 洋美 (2023.4.20)

この近年、木工作業をしていても、筋力の低下をひしひしと感じるため、 運動とタンパク質摂取を心がけております。 料理で最近よく作るのは、鶏胸肉を使った酢鷄です。 ...続きを読む

カフェタイム

第266回 久我 一夫 (2023.4.5)

ヴァイオリンを作りながら、音を調整しながら、音楽聴きながら趣味の油絵を描きながら”ながらTIME”。 “ながらTIME ...続きを読む

生き生きした人生を

第265回 細野 正洋 (2023.3.20)

 自分ではまだ若いと思っているが、心身ともに衰えを感じる時がある。  年のせいだけではなく、自分自身で汗を流さなくても用が足せる生活による運動不足、知りたいこと ...続きを読む

「毛替え」について

第264回 三枝 佳世 (2023.3.5)

 今回は毛替えについて私の考え方やよくある質問についてお話したいと思います。 私は毛替えの方法や考え方について‘必ずこうでなくてはいけない’というものがあるとは ...続きを読む

ジェラシー

第263回 木村 哲也 (2023.2.20)

バイオリン職人は大きく分類すると二種類しかいない。紙やすりを切る職人か、ちぎる職人か、だ。   そんな大まかに分けることが本当に出来るのかは別として、 ...続きを読む

バイオリン製作 第2幕

第262回 岡野 壮人 (2023.2.5)

三朝バイオリン美術館も運営を初めて10年の節目となりました。 館長は交代させていただき私は退任させていただきました。 これまでの10年本当に沢山の方に支えていた ...続きを読む

バイオリン製作においての、オリジナル性とは?新規性とは?

第261回 伊藤 丈晃 (2023.1.20)

バイオリン製作において、一人の作家が作った楽器が固有の作家性を持つという場合を考えると、その製作者が決定するバイオリンの独自の特徴、デザインの選択、そして全体的 ...続きを読む

第260回 根本 和音 (2023.1.5)

こんにちはクレモナの根本です。 昨年の話になってしまうのですが、コラムの機会にトリエンナーレコンクールの報告をさせて頂けたらと思います。 第16回 Concor ...続きを読む

丸太を買った話

第259回 栗林 守夫 (2022.12.20)

1985年にチェロを作り始めたときは、丸一商店に依頼してヘフナーの木材を輸入していました。合理的に考えて、顔の見えない遠い日本人に良い木を送ってくれることを期待 ...続きを読む

好み

第258回 中西 桂仁 (2022.12.5)

私の楽器はいわゆる「新作仕上げ」というものではなく「アンティークフィニッシュ」という、平たく言えば見かけを古っぽく見せるような仕上げを好んで施していますが、今で ...続きを読む

二輪で高地を走る

第257回 三宅 広 (2022.11.5)

17歳で自動二輪の免許を取ってから、半世紀を超える現在までずっとバイクには乗ってきました。 移動の手段としても重宝しましたが、長距離の旅行(ツーリング)が大半を ...続きを読む

ニカワ接着とボンド接着について

第256回 河辺 恵一 (2022.10.20)

ヴァイオリンの歴史は、およそ300年とよく言われます。 今日でも演奏で使用されている楽器の中では、ヴァイオリンは本当に長い年月に渡り使用されています。 しかし、 ...続きを読む

春を知らせる鳥

第255回 岸野 大 (2022.10.5)

今の工房に移って 5 年、毎年決まって春先に新しい季節の訪れを鳥が知らせてくれます。 こう書くと何だか小洒落た感じになりますが、実際はそんなにスマートではありま ...続きを読む

イタリアフィレンツェ 古材アベーテビアンコの思い出

第254回 岩井 孝夫 (2022.9.20)

この話は今を去ること30~40年前の出来事です。F氏は私より25歳ほど年上だったと思います。 彼は年に2~3回ヨーロッパに来て楽器の買い付けをされていました。ク ...続きを読む

音が見える瞬間

第253回 清水 陽太 (2022.9.5)

楽器作りをしていると、初めて音が出る時が必ずある。いつもそれは緊張して興奮する時。 最後のニスが乾き、糸巻きを差し込み、魂柱を立て、駒を作り終え、新しい弦を張り ...続きを読む

猫と暮らし始めました

第252回 城戸 信行 (2022.8.20)

こんにちは。神戸の城戸です。 withコロナ生活も3年目、ぼちぼちやっています。 お店は2年前からコロナ対策のため予約制にしておりますが、時間配分や作業の目途が ...続きを読む

作業机の脚

第251回 糟谷 宏 (2022.8.5)

こんにちは。 今回はイタリアから帰ってくる時に持ち帰った作業台の脚の製作です。   イタリアから帰ってくる時に大きい作業台を持ち帰ったのですが、脚を虫に食べられ ...続きを読む

わんこと共に体力アップ

第250回 猪子 宏明 (2022.7.20)

二年前にコロナの影響等でわんこを飼い始めたのですが、前回のコラムではまだ子犬だった うちのわんこも二年たった今ではもう立派な成犬になり、散歩の時など急に引っ張ら ...続きを読む

製作以外の活動

第249回 高橋 尚也(2022.7.5)

工房の近くにある公園では2年ほど前から春と秋にピアノを外に置き誰でも弾けるというのをやっています。 昨年の夏にはBSの街角ピアノにも来て頂きました。 その後ヴァ ...続きを読む

「ガット弦と楽器」

第248回 鈴木 公志(2022.6.20)

バロックバイオリンと(モダン)バイオリンの違いは何でしょうか?   専門的な話になるとネックの長さ・太さ、バスバーの形状、あごあての有無などありますが、極論を申 ...続きを読む

有名楽器の録音

第247回 田中 和彦(2022.6.5)

最近の協会の展示会では、テーマを決めて、有名楽器のコピーを作る事をメインに開催しています。 そんな中、本物(実物)はどんな音?と言う声を聞いたりします。 「ある ...続きを読む

久しぶりの展示会

第246回 伊東ラッザリ 渚(2022.5.20)

5月1日と2日、当協会の第12回展示会が開催されました。   コロナ禍で2年続けて開催が中止になってしまったため、大阪市中央公会堂での開催は3年ぶり、 ...続きを読む

ヴァイオリンを計る

第245回 糟谷 伸夫(2022.5.5)

ヴァイオリン製作者は様々な部分を計りながら作業を進めます。 製作の過程で表板・裏板・ネック・組み上げた胴など、サイズ表や師匠の言葉を参考にその都度目指す重量など ...続きを読む