コントラバスをたくさん作る。
どうも、コントラバス屋です。
関西弦楽器製作者協会 第6回展示会 ー美しい音色を創り出す職人たちの技ー
2014はヴィオラ祭り!が近づいて参りました、皆様ご来場よろしくお願いします。
ついにまた私の番が廻ってきましたか、何を書こうと考えても何も出ず、
楽器や音楽の事を語るほどには何も知りません。
あれ?私は弦楽器制作者だったような・・・・・・・。
と言う訳で、私の通常の仕事、オリエンテコントラバスの事を少し。
オリエンテコントラバスは今年創業35年ぐらいで、
創業者のオヤジを含め7人の優秀な職人さんが年間400本ぐらいのコントラバスを作っています。
ガンバシェイプの通常のモデルで価格、材質、仕事内容等の違いで
8種類あります、一番高価な物は言うまでもありません、いわゆる手作りの作り方。
一番安価な物は裏横が合板だったりします、ヴァイオリンではありえないか・・。
表裏も熱かけて曲げます、曲げた後薄くする所は削ります、そりゃそうだ・・。
ネックを削り指板も削ります、材料の違う安価な物とは言え高価な物と同じ作業。
指板はデリケートきっちり仕上げないとビビります・・当然!
そして組み立て、仕上げます。
ウレタンで目止め、ラッカーでフィニッシュ、もちろんスプレーでシュシュッと。
ウレタンとラッカーって・・・・でも、でも価格から言えば仕方ないよねっ、ねっ。
切り出しただけのネック材、たくさん作ります。
焼いた鉄パイプに当てて曲げます、プレスの金型は高価なのです。
横板を曲げるプレス機
古い物ですが現役です、良い仕事してくれます。
ボディが箱になりました、たくさん作ります。
シュシュっとしてる画像はありませんでした、これは刷毛で塗っています、残念。
ほとんどが手作業で結構な作業量なんですよ。
ボタンを押して勝手に出来てくる訳じゃないんです。
量産?生産?製造?製作?手作業?手作りって一体・・?
追伸、 展示会に出展する楽器は私が夜なべして作った物です、
うんちくはともかく出来てきた物がすべてなので来てみて音を出してみてもらいたいです。
次回は展示会開催のため5月1日更新予定です。