1. ホーム
  2.  > 連載コラム

“ミラン” - ストラディヴァリのヴァイオリンケース

第305回 小寺 秀明 (2024.11.20)

クレモナの巨匠アントニオ・ストラディヴァリ(1644?-1737)が残した名器は皆様よくご存知と思いますが、ストラディヴァリの工房ではその楽器を顧客に提出する際 ...続きを読む

トリエンナーレヴァイオリン製作者コンクール参加報告

第304回 根本 和音 (2024.11.05)

こんにちは、クレモナでヴァイオリン製作活動をしております根本和音です。 今年2024年、ここクレモナで3年に1度のヴァイオリン製作者コンクール、通称「トリエンナ ...続きを読む

ローマの「ピザ」

第303回 栗林 守夫 (2024.10.20)

私が「ピザパイ」なる食べ物を知ったのは高校生の頃だったと思う。 溶けたチーズの乗ったお好み焼きのような食べ物など、食べる気がしなかった。その頃まで、日本人のチー ...続きを読む

ルボーステイン

第302回 中西 桂仁 (2024.10.05)

ルボーステインというものを皆さんご存知だろうか? 楽器の見た目を古く見せる仕上げを好む者に限らず、海外の製作者の間では以前から知られている着色料で、18世紀フラ ...続きを読む

クレモナ

第301回 三宅 広 (2024.09.20)

今年はトリエンナーレの年でしたので、久しぶりにクレモナに来ました。 トリエンナーレには何度か参加していましたが、前回はコロナ騒ぎで来られなかったので6年ぶりのク ...続きを読む

チェロフェスティバル・in マンチェスター

第300回 河辺 恵一 (2024.09.05)

2007年、この頃のブリティッシュポンド、£対¥ 日本円の為替レートは、1£=約¥270~¥280くらいしました。 ヒースロー空港からプロペラ機に乗り換えて、マ ...続きを読む

会長任期を終えて

第299回 岸野 大 (2024.08.20)

本年5月に開催された第14回関西弦楽器製作者協会展示会の終了を以て3年間勤めさせていただいた協会会長職を次期会長の清水さんと交代しました。 どう考えても先頭に立 ...続きを読む

光陰矢の如し あっという間の40年

第298回 岩井 孝夫 (2024.08.05)

 1992年、今から約30年前、私がイタリアでバイオリン修行を終えて日本に帰ってきた時、ちょうど日本では一般人のインターネット普及が始まろうとしている時でした。 ...続きを読む

さぁ、次の理想へ! 新しい気づきと共に…

第297回 清水 陽太 (2024.07.20)

楽器製作者の歩みに「踊り場」があるとすれば、それは困難や試練・挑戦を乗り越え、次の一歩を踏み出すための準備の時かもしれない。これまで私が経験した「踊り場」を振り ...続きを読む

ニスの色について

第296回 城戸 信行 (2024.07.05)

バイオリンのニスの色は製作家のよっていろいろ違いますが、私は赤の色をドラゴンズブラッドと言う樹脂から赤色を抽出しております。 ドラゴンズブラッドは主に熱帯~亜熱 ...続きを読む

出来たらいいな。に挑戦してみました。

第295回 糟谷 宏 (2024.06.20)

こんにちは。皆様お久しぶりです。 今回は出来たらいいな。に挑戦してみました。 最近バロックバイオリン弓を作る機会が多くなり、その中でクリップインタイプも作ります ...続きを読む

新しい家族(ワンコ)

第294回 猪子 宏明 (2024.06.05)

前回 私のコラムでワンコを紹介したのですが、残念なことに3歳を前にして病気で他界してしまいました  このままだと沈んだ気持ちを引きずりそうなので悲しかったのです ...続きを読む

三毛猫のうめさん

第293回 高橋 尚也 (2024.05.20)

イタリアから帰国した2011年から飼いはじめた三毛猫のうめさんです。 人懐っこくお客さんにも人気で、僕よりもよっぽど上手く接客してくれます。 小さい頃は仕事中に ...続きを読む

あなたの楽器のニスを溶かす犯人は…?!

第292回 鈴木 公志 (2024.05.05)

楽器作りを目指して学校に入ってから早いもので数十年、自分の店をだしてからも早10年。 店を持ってから色々なお客さんの楽器の修理も行ってきました。   そんな中、 ...続きを読む

変わったバスバー

第291回 田中和彦 (2024.04.20)

  修理・調整の仕事でいろんなバスバーに出会います。 厚過ぎたり、高過ぎで振動を妨げてるバスバーを削ったり、 華奢過ぎる物を交換したりして、 適切な(私が適切と ...続きを読む

復活祭

第290回 伊東ラッザリ渚 (2024.04.05)

今年の3月31日(日曜日)はイエス・キリスト復活日を祝うお祭りの日でした。 復活祭は春分の日の後の最初の満月の次の日曜日に行われるため、毎年日付けが変わります。 ...続きを読む

様々な選択肢を経て

第289回 糟谷 伸夫(2024.03.20)

ヴァイオリンの製作を志して、いつの間にか25年も経っていました。 主に4人の先生から製作を学び。助言をいただいた製作者の数は数え切れません。   様々な製作法や ...続きを読む

もの作り体験 in 荒川区

第288回 河村 盛介(2024.03.05)

以前のコラム(4thシーズン 第163回)でご紹介した、私の工房がある東京都荒川区がやっている 「モノづくり見学・体験スポット」。 荒川区内に点在する様々な工場 ...続きを読む

楽器を作るということ

第287回 鈴木 徹(2024.02.20)

2004年にコントラバスを作る、と決めてクレモナの弦楽器製作学校に入ってから気づけば今年で20年。   トランク1つ(アンティークショップで5,000 ...続きを読む

もしも、あの人が居なかったら?

第286回 菊田 浩(2024.02.05)

「イエスタディ」という印象深い映画があります。 売れないロック歌手の若者が、ある日、異次元世界に迷い込みます。 一見、元の世界と変わらないように思えましたが、そ ...続きを読む

世界埼玉化計画は進行中

第285回 篠崎渡(2024.01.20)

7.5年前に当時話題になりつつあった幻の埼玉dis漫画「翔んで埼玉」を含めて埼玉の話をこの連載コラムに投稿しました。 その後「翔んで埼玉」は映画化され多く方達の ...続きを読む

オイルニスを作りながら思った、さまざまの感想について

第284回 大森琢憲(2024.01.05)

 前回(2022年1月)の記事において少し触れた話題でもあるのですが、自分は2023年から楽器用のオイルニスを本格的に自作するようになりました。 という風に書き ...続きを読む

人間万事塞翁が馬

第283回 杉本有三(2023.12.20)

気がつけば還暦もとっくに過ぎ 作業場ではお陰様で健康な日々を過ごしています。  昨年の展示会で協会員との会話の中でチェロをもう一度作りたいと夢を語り 遅まきなが ...続きを読む

ハリネズミがやって来た!

第282回 やち陽子(2023.12.05)

今年の10月から我が家の庭に夜な夜な珍客がやってきます。 最初に見つけたのは愛犬のナナです。 散歩から帰ってくると裏庭にいます。 ご近所さんによると2家族ほどが ...続きを読む

演奏旅行日記

第281回 畑亮一(2023.11.20)

4年前に一度ご縁があった秋田県の「湯沢市民管弦楽団」さんの定期演奏会のステージを 10月の終わりにご一緒させていただきました。 ある日、チェロの調整を通じて時々 ...続きを読む

物の値段

第280回 藤井勉 (2023.11.05)

 物の値段はどうしてきまるのか?と考えることがあった。 それは、以前から気になっていたが覗かなかったクリーニング店を利用したのがきっかけだった。  そこは木造二 ...続きを読む

CREMONA

第279回 鈴木郁子 (2023.10.20)

4 年ぶりにイタリアクレモナに行ってまいりました。 楽器製作の修行のため 20 歳代を過ごし、その後もほぼ毎年訪れていた街への久々の訪問でした。 関空からパリ ...続きを読む

4年ぶり

第278回 馬戸建一 (2023.10.05)

023年8月、久しぶりにイタリアに仕事も兼ねて帰省する事が出来ました。ご存知の通り、世界情勢の影響もあり片道30時間以上の長旅です。シンガポールを経てローマ。そ ...続きを読む

バイオリン時々釣り

第277回 馬戸崇之 (2023.9.20)

だいぶ涼しくなったので、久しぶりに釣りをしに行きました。 この日は晴天で山の緑と抜ける様な青空が気持ちよく!景色に癒されます。 日向は暑く、汗ばみますが木陰の涼 ...続きを読む

バイオリン工房の植物

第276回 古川 皓一 (2023.9.05)

うちの工房では植物をたくさん育てていますが、いくつかを紹介します。 バイオリンに関係のあるものもあります。   まずは2階の工房に上がる階段に沿って伸びたブドウ ...続きを読む