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工場見学

第187回 東 義教 (2019.10.5)

皆様こんにちは、ヒガシ絃楽器の義教です。
先日地元宇治のものづくり工場見学に行く機会がありました。
金型のメーカーとその金型でプラスチックの射出成形する会社でした、
金型は0.0何ミリとかの精度で作成されているのを見て、自分たちの手仕事の作業なんていいかげんなものやと思いました、
木やからとか、手でやってるからとか、時間がかけられないとか、言い訳ではない条件が色々ある中でも譲れない部分にこだわって仕事したいと思いました。
射出成形の会社では自動車のパーツを作っていて、材料と部品を入れておけば完全に自動でベアリングの圧入されたスパーギヤが出来上がるのを見た時には、私ら手で仕事する意味あるのかしらと思ってしまいました、確実に完ペキな物が出来てくるのですから!

 

 

この部品が自動で出来てくる!

三軒めは組紐屋さんで、昔ながらの手作業で作るものと機械で作るものがありました、その機械も古く50年以上前から使われていて、それは機械的に動いている機械でした僕は久しぶりに興奮しました、文章でうまく伝えられないのが残念です、ダメだな俺...。今ではその機械を作れる人はいないんですって。

 

 

沢山の糸巻きが絡まりもせずレールの上を走り、紐が組まれて行きます。

全然組紐の説明していませんね..和装の少なくなった最近では腕時計のベルト、アクセサリー等の新しい物にも挑戦されていて、自分の所にも共通する何かが見えたような気がしました。

と、言うわけで...。でもないのですが、2年程前からやりかけで放置されていた小型のベースがこの度完成しました。
絃長は78センチで外国で言う所の1/8サイズくらいでしょうか、小型ながらなかなか良い音が出ていると思います。(制作者個人の感想です。)
それでは11月科学技術館でお会いしましょう。